Flower Notes LIVE The Garden (中略) ~藤井愛願 Farewell Party~

 

今日の恋花は最高でした。

久しぶりに6人で咲かせた花は、今までのどのライブで見せた恋花よりも大きく、そして力強く咲き誇っていました。

 

そんな大きな1輪の花の花びらの1枚が、きょう散ってしまった。

 

その花びらはFlower Notes、そしてLabel The Gardenでとても大きな輝きを放っていました。

これから芽生えるであろう種であるseeDream、1年中枯れることのない常緑のようなClef Leaf、そしてFlower Notes。 Label The Gardenには、藤井 愛願みたいな逸材のような花が咲いていて、でも一向に芽が出ないリーフレタスもあります。そんな多様な花や葉っぱ、種が織り成すLabel The Gardenはこれからどんなおもしろい花を咲かせるんだろうと、すごい楽しみでした。

 

 

6月4日をもって卒業を発表した藤井 愛願。

彼女は当時中学3年生にしながら、その小柄で愛くるしいルックスからは想像のできないような歌声を響かせていました。

2016年8月5日、初ライブであるTOKYO IDOL FESTIVAL2016に初出演したseeDreamのセンターを務めたあいねってぃ。(以後「。」省略)は、観客を全員虜にする歌声でSeed of Departureを歌い上げていました(覚えてないけど←)。 初ライブなので当然見ている人は全員初見なわけだから、seeDream目当てで見に来る人、たまたまステージ前を通った人、贔屓グループの出番を待つヲタたち、さまざまな層があるところでそのさまざまな層に響く歌声を持っているというのは、なかなか探しても見つからないでしょう。

それこそ歌がうまいって言われているアイドルで、例えばまねきケチャ藤川千愛さんや夢アドの志田友美さんレベルのアイドルさんたちには対等かそれ以上の力量を持っていると思うわけです。

そんな棚橋逸材は、9月にseeDreamから選抜された6名で結成されたFlower Notesに昇格、当然そこでもセンターに据えメインボーカルを任されました。

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1stメジャーデビューシングル「恋花」リリースイベント初日 2016.9.17 HMV & BOOKS TOKYO

9.17からスタートしたリリースイベント、12.11までほぼ毎週土日はずっとリリースイベントをやっていました。初めての経験ばかりでとても大変なこともあったでしょうが、まぁこの辺の雑感は以下に代えさせていただきます笑

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リリイベが始まったころはあどけない顔をしていたメンバーたちも、3か月駆け抜けると一気に垢抜けでそれっぽくなってきた…

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Flower Notesにおける”つらい時期”というのは、僕が知る限りでは2016年の10月~11月と2017年の2月~3月の期間なんです。前者は、なかなかファンが増えず試行錯誤してもがくけどファンは増えなかった時で、港北(横浜)と柏の葉(千葉)でリリースイベントを行ったとき、過去最低レベルの集客でメンバーがかなり精神的にダメージを負ったことがあります。今ではなかなか考えられないんですが、特典会が10分で終わったりするような、そんなレベルです。

それが、リリースイベント最終回の12/11はイベントスペースに人が入りきらないくらいの、たくさんの人に見守られながらリリイベを終えることができました。結局CD販売枚数は目標のオリコンウィークリー20位以内に到達することができなかったのですが、それでも1stシングルで3000と数百枚というのは、前述のような状態でリリイベを駆け抜けた時期を考えれば相当な枚数だと思っています。

 

6人で歌って踊って笑顔を咲かせて、そんな6人のFlower Notesを好きになって、どんどん成長していくFlower Notesを見て元気をもらって。いつかのイベントであいねってぃは自信に満ち溢れた言葉で言ってくれました。「絶対大きな箱でライブやるから」(みたいな旨のことを)。

 

 

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ほーんとにライブが大好きだし
どんなに辛いことがあってもライブだと笑顔になれてたの。
でも、その中でも卒業を意識し始めて、ファンのみんなにもそれが伝わちゃってたみたいで。
それは良くないなって思って。
笑顔でいられるうちに卒業しようって決めたんだ。 

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”卒業を意識し始め”たのは2月から3月にかけてのことで、ピークだったのは東名阪ツアーの名古屋の日だったと思います。この日は2部構成でライブが予定されており、ねってぃは体調不良で2部を欠席しています。センター・メインボーカルという重圧、そして期待。正直、Flower Notesは藤井 愛願ありきのグループでした。歌えるメンバーがいるかいないかの差は、ねってぃのおかげで身に染みて分かった気がします。

 

あいねってぃがプロのアイドルなのは、アイドルは客に笑顔を与えることが仕事だと分かっていることです。頭の中では理解していても実践するのはまた別な話で、それができるアイドルとできないアイドルとでは全然違います。

笑顔でいられるうちに卒業しようっていうことは、客に笑顔を届けられなくなるからということと同義であって、そういうところにもプロフェッショナルを感じるんですよね。

 

 

 

 

魂抜けながら書いていたらまとまらなくなってきたんでそろそろ終わります←

 

 

 

 

 

最後までプロのアイドルとしてヲタの前に出てきてくれたあいねってぃ。

あいねってぃを超えるアイドルはこの先なかなか現れることはないでしょう。それくらいのパフォーマンスを持っているのは、ファンだけでなくオーディションで審査員をやっていただいた各界の業界人のお墨付きを頂いているので、今更証明することはしません。”Flower Notes”に主眼を置いた意見を言うならば、これから2ndシングルも発売し、さらに波に乗っていくところでの卒業なので悔やまれる卒業なんですが、藤井 愛願に主眼を置いた場合、非常にベストなタイミングで卒業したと思っています。

当分芸能活動はしないそうなんですが、もしまたアイドルがやりたいなーと思ったら、いつでも戻れる、そしてそれを非難する人は誰もいない。こんなに愛され惜しまれながら卒業できることに感謝し、いい彼氏を作って、一皮剥けてまた気が向いたらアイドルになって帰ってきてください。それがLTGではなくとも構いませんので。

 

ただ、ヒロロさんも仰っていたように、卒業をさせてしまった大人たちの責任はあると思います。卒業してしまった以上、批判するつもりは毛頭ないですがメンバーのマネージメント、メンタルケアはしっかりやってあげてください。あとは、つらそうにしているメンバーを見たらほかのメンバーは助け舟を出してあげてください。もう、こんな卒業の仕方は見たくない。

 

 

最後になりますが、あいねってぃ、たくさんのはぴねってぃをありがとう。

あいねってぃがFlower Notesにいたことは忘れることができないし、忘れたくても忘れられないほどのたくさんの思い出をあいねってぃにはもらった気がします。

正義って言うのは、自分が思う正義と他人が思う正義は異なるわけで、そうすると正義は人の数だけ存在するんです。あいねってぃは、もし、自分の正義が通用しない正義を持つ人とぶつかった時、相手の正義を理解してみてください。そうしたら、きっと新しい世界が開けるかもしれません。